和田力投！今季３度目登板で初勝利

＜日・ソ＞７回３分の１を投げ２失点で今季初勝利の和田はスタンドのファンの声援に応える

　【ソフトバンク４－２日本ハム】会心の笑顔とはいかなかったが、ソフトバンクの連敗を３で止める原動力は間違いなく和田の力投だった。８回途中まで２失点で今季初勝利。「きょう負けるわけにはいかないと、強い気持ちを持って投げた」と胸を張った。テンポよく、７回まで散発４安打で９４球と完封ペースだったが８回１死から田中、稲葉に連続本塁打を浴びて降板したが堂々の今季初勝利だ。昨年１１月、左ひじの遊離軟骨を除去。キャンプから出遅れ、この日が今季３度目の登板だったが「ひじが引っ掛かるという感じもない。もっともっと投げられる」と和田。開幕から１カ月で頼もしい男がスタートラインに立った。

　≪松中が３打点≫ソフトバンクの松中が３打点。初回に左犠飛、５回に右前適時打、そして１点差に迫られた９回は貴重な追加点となる右犠飛だ。「チームの流れが悪かったからね。こういう時に頑張らんと。いい仕事ができた」と白い歯をこぼした。４月５日のロッテ戦以来、今季２度目の３打点だったが、９回の場面について王監督は「あそこで相手が勝負して来るようではまだまだ」と主砲にゲキを飛ばしていた。