薮田が初登板で1回1安打無失点

[ 2008年4月6日 09:12 ]

ツインズ戦の8回から大リーグ初登板し、1回1安打無失点のロイヤルズ・薮田

 ロイヤルズの薮田安彦投手は5日、ミネアポリスでのツインズ戦に4―6の8回から3番手で大リーグ初登板し、1回1安打無失点だった。勝敗やセーブはつかなかった。チームは4―6で敗れた。

 ≪無失点デビューに一安心≫薮田の初登板は、開幕から5試合目でようやく訪れた。「重圧のかからない場面で」というヒルマン監督の配慮もあり、4―6とリードされている8回からの登板だった。
 1死後、5番のヤングに右前打されたが、次のクベルをチェンジアップで二ゴロ併殺に打ち取り、1回を無失点。緩急をつけた投球の持ち味を発揮した薮田は「低めを意識して投げた。いいスタートが切れた」と安堵の表情を浮かべた。
 3月28日のオープン戦で右すねに打球が当たった。バランスを取る軸足の負傷にも、薮田は「シンプルに自分の投球をするだけ」と平常心を保ち、無事メジャーデビューを終えた。
 大先輩の野茂の合流については「分からないことがあれば聞けるので、心強いです」と喜んでいた。(共同)

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2008年4月6日のニュース