【玉ノ井親方 視点】真摯な稽古ぶり伝わる琴栄峰の勢い注目 中盤戦でも面白い存在に

[ 2026年5月15日 04:59 ]

大相撲夏場所5日目 ( 2026年5月14日    両国国技館 )

<夏場所5日目>狼雅(右)を寄り切りで破る琴栄峰(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 入幕2場所目の新鋭・琴栄峰が前半戦の土俵を盛り上げてくれている。狼雅とは右の相四つで相手が左を差してくる想定外の展開になったが、慌てることなく右をあてがい一気に前に出た。狼雅の相撲が遅いのを見越し、休まず攻め立てる理想的な取り口だった。

 身長は1メートル84あるが、体重は142キロと兄の琴勝峰に比べ30キロも軽い。腰痛持ちということもあって体重をあまり増やさないように注意しているのだろう。その分、スピードのある相撲が取れているし、早い勝負に徹することで、腰への負担も軽くなっている。

 今場所の動きを見ていると、よく稽古してきたことが分かる。四股も名横綱の千代の富士さんのように、足を高く上げる基本に忠実な奇麗な形。それだけでも真摯(しんし)な稽古ぶりが伝わる力士だ。中盤戦でもこの勢いを維持できれば、面白い存在になるはずだ。(元大関・栃東)

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2026年5月15日のニュース