自転車男子ロードＴＴで藤田が銅「納得いく走りできた」

男子個人ロードタイムトライアル（Ｃ３）で、銅メダルを獲得した藤田征樹

　ロンドン・パラリンピック第８日は５日、五輪スタジアムなどで行われ、自転車男子ロードタイムトライアルの運動機能障害Ｃ３で、藤田征樹（茨城県）が銅メダルを獲得した。車椅子テニスでは、第７日の４日に男子シングルス３回戦を突破した国枝慎吾（千葉県）が準々決勝でフランス選手にストレート勝ちし、準決勝へ進んだ。競泳予選では男子５０メートル自由形（運動機能障害Ｓ９）の山田拓朗（茨城県）、男子１００メートル平泳ぎ（運動機能障害ＳＢ６）の木村潤平（東京都）が決勝へ進出。陸上女子２００メートル（切断などＴ４４）では、高桑早生（東京都）が予選を突破した。車いすバスケットボール男子の日本は順位決定戦でイタリアに勝ち９位となった。

　自転車男子ロードタイムトライアルで銅メダルを獲得した藤田は「前半から攻めることができ、納得のいく走りができた」と充実感を漂わせた。前半の快走が功を奏し、ゴールの１キロほど手前で前に出走した選手を追い抜いた。「前の選手を抜いた後は気力で走った」と言うように、力を込める余り、歯を強くかみしめて口の中が血だらけになっていた。３個のメダルを獲得した北京大会に続く２大会連続メダルに「日本の力になれたことが凄くうれしい」と話した。