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日本選手団が解団式 金メダリスト勢ぞろい 吉田が団旗返還

[ 2012年8月14日 21:28 ]

獲得したメダルを手に記念写真に納まるロンドン五輪のメダリストたち

 ロンドン五輪で過去最多38個のメダルを獲得した日本選手団本隊の約250人が14日、帰国して東京都内のホテルで解団式に臨んだ。体操男子個人総合の内村航平(コナミ)柔道女子57キロ級の松本薫(フォーリーフジャパン)レスリング男子フリースタイル66キロ級の米満達弘(自衛隊)ボクシング男子ミドル級の村田諒太(東洋大職)ら金メダリスト7人が勢ぞろいした。

 日本選手団の村上幸史主将(スズキ浜松AC)が付き添い、開閉会式で旗手を務めた吉田沙保里(ALSOK)が団旗を上村春樹団長に渡し、団長から日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長に返還された。

 竹田会長は「選手は全身全霊戦い抜き、日本のみならず世界中に感動や活力を届けてくれた。2020年五輪の東京招致の実現にも必ずつながる」とあいさつ。金メダリスト全員と、銀、銅メダリストの代表にオリンピック特別賞を授与した。

 上村団長は「金7、銀14、銅17のメダル38個は過去最高。卓球やバドミントンで初のメダルなど、かつてない幅広さで獲得できたのはチームジャパンが一丸となって戦った結果」と報告した。

 ▽吉田沙保里(レスリング)「開会式、閉会式と旗手を務めることができて、ちゃんと仕事がこなせたかなと思う。また次の目標に向かって、それぞれの選手が頑張ると思うので応援お願いします」

 ▽村田諒太(ボクシング)「日本の皆さんにご声援を頂いたおかげで、このような結果を残せた。会場でも多くの日本人に足を運んでいただいて金メダルの後押しになった」

 ▽内村航平(体操)「今回のオリンピックは皆さんの応援を力に、十分には変えられなかったけど、勇気と感動は届けられたと思う。感謝しています」

 ▽小原日登美(レスリング)「長年の夢だった金メダルが取れた。自分一人の力では取れなかった。感謝の気持ちでいっぱい」

 ▽米満達弘(レスリング)「レスリングは女子がすごく人気なので、今回金メダルを取って男子がちょっとでも人気になったらうれしい」

 ▽伊調馨(レスリング)「楽しくレスリングができて、金メダルをぶら下げて日本に帰ってこられたのはすごくうれしい」

 ▽松本薫(柔道)「たくさんの応援ありがとうございました。これからも頑張るのでよろしくお願いします」

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