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ワンジル“駅伝はイヤ”7月に退社騒動

[ 2008年8月25日 06:00 ]

 【北京五輪 マラソン】今大会で金メダルを獲得したワンジルは現在、05年に入社したトヨタ自動車九州と“退社騒動”を起こしている。6月上旬に一時帰国したワンジルはその後再来日せず、7月28日には一方的に退職願を同社へ送付。「退社の御通知」と題された文書は都内の法律事務所からで、日本語で「一身上の都合により退社したい」と記されていた。具体的な退社理由、退社の日付、本人の署名もなし。さらに、8月13日には大分県宇佐市のスポーツマネジメント会社「HERMITS」(山内英生社長)がマネジメント契約締結を一方的に発表。トヨタ九州側は本人の意思すら確認できない退職願を受理できず、現在も社員扱いだという。

 ワンジルはこの日「駅伝はもうやりたくない。日本は練習しすぎ」と退社を決意した理由を説明した。駅伝を重視する日本の実業団では、マラソンで世界を目指すには支障が大きいという。今後は日本でスポンサーを探し、独自に活動することを希望している。問題を複雑にしているのは「書類は出したけど、森下監督とはまだ話していない」(ワンジル)こと。9月の来日時には両者の話し合いが必要だ。

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2008年8月25日のニュース