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北京 五輪史上空前警備態勢

[ 2008年7月25日 06:00 ]

 北京五輪開幕に向けて華やかに準備が進む一方で、市内では五輪史上空前といわれる警備態勢が敷かれている。

 北京国際空港では自動小銃を持った特殊警察官が巡回、捜索犬が危険物をかぎ回る。五輪公園付近に人民解放軍の臨時駐屯地が設営され、地対空ミサイルが配備された。市内でボランティアも巡回パトロールに参加、官民合わせての動員は約53万人に上る。
 中国政府が恐れるのは五輪を標的にしたテロ。地下鉄では空港並みに手荷物検査が実施され、五輪公園内への路線は、一般人は当日のチケットを持つ観客しか利用できない。飾り付けられた街角の景色とは対照的に、市民は五輪終了まで不便な生活を強いられそうだ。

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2008年7月25日のニュース