“好調”開業2年目の河嶋師 クラスペディアとともに重賞初Vへ
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日々トレセンや競馬場で取材を続ける記者がテーマを考え、自由に書く東西リレーコラム「書く書くしかじか」。今週は大阪本社・栗林幸太郎(42)が担当する。開業2年目となる河嶋宏樹師(40)は順調に白星を重ね、今年6勝をマーク。昨年厩舎を開業してからの心境と、ファルコンSで重賞初制覇を狙うクラスペディアについて聞いた。
3月に入って東西で新たなトレーナーが厩舎を開業。16日には東田師、加藤公師が初勝利を挙げた。競馬記者になって1年半。調教師試験合格のタイミングから取材しているフレッシュなトレーナーは、つい応援したくなる。開業2年目の河嶋師は今年6勝を挙げ、昨年8勝を上回るペースで勝ち星を積み重ねている。
河嶋師は出走回数をポイントに挙げる。「数をしっかり使っていけるというところはこだわっている。スタッフもそれに対応してやってくれている」と厩舎の方針を伝える。今年の出走回数は64回。これは友道厩舎(6勝、65走)、須貝厩舎(6勝、65走)といった一流トレーナーと同等の成績。馬房数が20と少ないことを考慮すれば(友道28、須貝26)、評価できる数字だ。
周りへの感謝の気持ちを惜しまない姿勢も光る。「牧場、厩舎スタッフとコミュニケーションを取って、いい馬づくりができている。結果が出て、オーナーさんを含め、みんな喜んでくれるし信頼感をつくれた。厩舎にかかわる人たちに恵まれてここまでやって来ることができたので、そこに感謝しながら今後もそう思ってもらえるように精進していきたい」と人のつながりを第一に考え、理想の馬づくりを目指している。
08年から中竹厩舎に所属し、ホースマンの知識と経験を積んだ。調教助手として09年NHKマイルCを制したジョーカプチーノ、21年エリザベス女王杯Vアカイイトに携わった。その中で中竹師からさまざまなことを学び、現在につながっている。「自分のベースはほぼ全てが中竹厩舎です。先生(中竹師)に学んだのは責任。人に対しても馬に対しても、何があっても自分のものとしてしっかり受け止め、責任を果たすということが調教師の仕事と言われました。一番大事なことを教えてもらった」と恩師の言葉を胸に秘め、調教師の仕事に励んでいる。
今週はクラスペディアがファルコンSで重賞に挑戦する。前走のクロッカスSを逃げ切り、デビュー5戦目で初勝利。86年以降、キャリア0勝馬による3歳オープン勝利は初めての快挙だった。「元々、能力のある馬で十分オープンでもやれると思っていた。もっと上に行かないといけない馬です」と期待を寄せる。
異例のローテで注目されてきた。昨年8月の新馬戦2着後、格上挑戦した小倉2歳Sで2着に奮闘。その後もオープンクラスに参戦した。初の関東遠征となった京王杯2歳Sは直線伸び切れず5着。「京王杯はテンションが高くて、あまりうまくいかなかった。前走はそこをケアしながら、レースに行くまで落ち着いていけた」と振り返った。
競馬界に新風を吹き込み、厩舎とともに成長してきた期待馬と重賞初制覇に挑む。「こっちがこの馬の特性を分かってきたのもあるし、人間自身も成長させてもらっている。持ち味のスピードを生かせる競馬をしてほしい」と意気込んだ。人馬ともに今後のさらなる成長を見守っていきたい。
◇河嶋 宏樹(かわしま・ひろき)1984年(昭59)10月24日生まれ、兵庫県出身の40歳。08年1月JRA競馬学校厩務員課程入学、同年8月に栗東・中竹厩舎で厩務員、10月から調教助手。22年12月にJRA調教師試験合格。24年3月に厩舎開業、4月7日の阪神6R(ウイニンググレイス)で初勝利を挙げた。通算277戦14勝。
◇栗林 幸太郎(くりばやし・こうたろう)1983年(昭58)1月10日生まれ、東京都出身の42歳。18歳でオーストラリアに渡り、競馬学校に入学。競馬全般を学び、卒業後は美浦近郊の育成牧場へ。芸能事務所でマネジャーも経験。その後、ボートレースと競輪の専門紙を経て、18年にスポニチ入社。中部地区で公営競技を担当し、23年7月に競馬班に配属。
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