【みやこS】タイセイドレフォン 重賞初制覇へ豪快!叩き上昇でラストはグイっと1馬身先着

[ 2023年11月3日 05:28 ]

ヒルノローザンヌ(奥)と追い切るタイセイドレフォン
Photo By 提供写真

 今週は注目レースのオンパレード。JBCからブリーダーズC、中央競馬まで存分に馬券を楽しもう。JRAでは4重賞。出走メンバーが2日、決まった。京都日曜メイン「第13回みやこS」はタイセイドレフォンがCWコースで木曜追い。休み明けを一度使われて着実に上昇ムード。コース形態がレーススタイルと合う得意の京都で重賞初Vを狙う。

 好相性の淀で翼を広げる。タイセイドレフォンは開門直後のCWコースに姿を見せた。ヒルノローザンヌ(4歳3勝クラス)をパートナーに先行する形。プレッシャーをかけられつつも、リードを保つ。ラストでグイッと突き放し、1馬身先着した。6F83秒2~1F11秒8をマーク。騎乗した梛木助手が切り出す。「元々、攻め駆けするタイプではないですからね。乗っている感触は良かったです。こういう形の方が集中して走れます。高い集中力でしたし、使って良くなるタイプ。一度使って上向いています」と良化ムードを口にした。木曜追いの経験も豊富、V実績もある。大型馬の叩き2走目。着実に上昇カーブを描く。

 京都競馬は今春リニューアル。3走前が初めての京都で一発回答を出した。平城京Sでオープン初勝利。続く平安S4着、前走の太秦Sも2着と当地ではまだ崩れていない。「積極的に仕掛けていって伸びるタイプ。スピードに乗せるまでが課題です。(3コーナーの)下り坂を生かして、スピードをつけられれば。ヨーイドンの競馬より、流れてくれればいいですね」と見通しを語った。

 京都のダートは芝と同様に3コーナーにアップダウンがある。下り坂を使ってペースを上げられるコース形態がこの馬にフィット。3走連続でコンビを組む団野も「馬の癖はつかんでいます。京都は合いますね」と同調した。

 思えば前々走の平安Sがハイレベルだった。勝ち馬グロリアムンディは次走のコリアC2着。2着ハギノアレグリアスはのちにシリウスS勝ち、3着ヴァンヤールも同レース3着だった。そこから寸法を測れば、十分に重賞初制覇が視界に入る。しぶとく追って追ってVゴール。晩秋の砂上に淀の申し子が誕生する。

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