【小倉2歳S】キャンシーエンゼル自信満々!鈴木孝厩舎&松山が“夏の小倉”有終飾る

[ 2023年8月30日 05:15 ]

キャンシーエンゼル
Photo By スポニチ

 夏の小倉2歳チャンプを決める「第43回小倉2歳S」は粒ぞろい。中京で新馬勝ちのキャンシーエンゼルは放牧を挟み、稽古の動きをチェックした上で1週前に参戦が決まった。この夏、セルバーグで中京記念を制した鈴木孝厩舎&松山がサマーシリーズ最終週に再度の重賞Vを目指す。

 自信を持っての参戦だ。バゴ産駒キャンシーエンゼルは中京芝6Fの新馬戦を道中2番手から楽々と抜け出して快勝。スタートの良さ、安定感のあるレース運びと2歳馬離れしたセンスの良さが光った。久保田助手は「デビュー前の追い切りでスピードに乗せた時の感触が素晴らしかった。これは大物だと。新馬戦はステッキ1発であっさりだったし、ゴール後もまだ余裕があった。かなり強いですよ」と笑みを浮かべる。

 先月15日の新馬勝ち後は鳥取県の大山ヒルズへの放牧を挟み、今月11日に帰厩した。レースまで約3週間。状態を見て出否を判断することになった。参戦の決め手となったのが23日に松山が初コンタクトを取ったCWコースでの1週前追い。いっぱいに追って6F81秒3~1F12秒0を刻み、4馬身先行した僚馬テイエムクロムシャ(7歳障害オープン)に首差先着した。久保田助手は「鞍上は素質の高さを絶賛してくれました。“ぜひ(重賞に)使ってほしい”と。帰厩して日が浅く、心配もあったが鞍上の言葉を聞いて安心したし本番が楽しみになった」と経緯を説明した。

 太陽に照らされ、黒光りする青鹿毛が出来の良さを物語る。「この暑さでもカイバはいつも完食するし、毛ヅヤもピカピカで夏バテしている様子は全くない。今は出来に自信を持っている」。持ち前のスピードに加え、器用さを兼ね備えており小回り平たんの小倉は問題なし。優等生スプリンターがデビュー2連勝でタイトル獲得を狙う。

続きを表示

「2024 NHKマイルC」特集記事

「京都新聞杯」特集記事

2023年8月30日のニュース