【福島牝馬S】ステラリア 11カ月ぶり復帰戦で重賞初制覇!団野「次に向けていい走りができた」

[ 2023年4月23日 05:10 ]

福島牝馬Sを制したステラリア(中)、2着のビッグリボン(手前)、3着のクリノプレミアム(奥)(撮影・郡司修)
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 古馬牝馬G3「第20回福島牝馬S」が22日、福島競馬場で行われた。中団から運んだ8番人気のステラリアが直線馬場の真ん中を伸び、3頭による大接戦を制して重賞初制覇。ヴィクトリアマイル(5月14日、東京)の優先出走権を獲得。松平健(69)が表彰式プレゼンターを務めた。

 「福島牝馬S男」を襲名だ。3月の高松宮記念でG1初制覇を飾った団野が、今年2勝目の重賞制覇を飾ったのは、21年にもディアンドルで勝ったこのレースだった。その年は新潟で開催されたが、今年は福島でのV。先に抜け出したクリノプレミアムをかわし、外から迫るビッグリボンを鼻差しのぎ切った。団野は「折り合いだけと思っていましたが、スムーズに行けました。直線外が伸びていたので、うまく持っていけた。何とかしのいでくれました」と喜んだ。

 ステラリアは21年のエリザベス女王杯2着の実績馬。今回は繋靱(けいじん)帯炎のため、11カ月のブランクを経ての復帰戦。「そこは懸念材料だったんですが、払拭する走りを見せてくれた。次に向けていい走りができました」と団野。次走は優先出走権を得たヴィクトリアマイルが有力だが、斉藤崇師は「状態を見てから」と語るにとどめた。

 ◆ステラリア 父キズナ 母ポリネイター(母の父モティヴェーター)18年1月25日生まれ 牝5歳 栗東・斉藤崇厩舎所属 馬主・社台レースホース 生産者・北海道白老町の社台コーポレーション白老ファーム 戦績13戦3勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億2036万4000円。馬名の由来はハコベの学名。

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2023年4月23日のニュース