【阪神牝馬S】サウンドビバーチェ 4度目挑戦で重賞初V!浜中「予想通りの展開」

[ 2023年4月9日 05:00 ]

<阪神牝馬S>直線で抜け出し勝利するサウンドビバーチェ(左)(撮影・亀井 直樹)
Photo By スポニチ

 厳しい道のりを超えて花を咲かせた。「第66回阪神牝馬S」が8日、阪神競馬場で行われ、浜中俊(34)騎乗の6番人気サウンドビバーチェが重賞4度目の挑戦で初勝利。ヴィクトリアマイル(5月14日、東京)の優先出走権を獲得した。2着に10番人気サブライムアンセム、3着に9番人気コスタボニータが入り、3連単は100万円超えの高配当になった。

 阪神競馬場は時折、強い、勝利の音色を奏でた。浜中は「ウイン(シャーロット)が行くと思っていた。2番手で予想していた通りの展開。折り合いもついて、しっかり伸びてくれました。力のあるところを証明できたし、次もいい走りをしてくれると思います」と称えた。

 昨春のオークスはスタンド前の発走地点で他馬に蹴られて放馬するアクシデント。顔部挫創を発症し、競走除外の憂き目にあった。秋華賞は出走がかなったものの、本馬場入場の際に放馬。思うように事が運ばなかった。返し馬では細心の注意を払った。高柳大師は「マイルがいいと思っていましたし、理想的な競馬をしてくれました。対策を練って、精神面も少しずつ良くなっています」と成長を実感していた。

 この勝利でヴィクトリアマイルの優先出走権をゲット。トレーナーは「無事なら向かいたいと思います」と語った。今回を含めて3勝は全てマイル戦。ベスト距離でのG1チャレンジだ。

 ◆サウンドビバーチェ 父ドゥラメンテ 母スクービドゥー(母の父ヨハンクライフ)19年4月19日生まれ 牝4歳 栗東・高柳大厩舎所属 馬主・増田雄一氏 生産者・北海道浦河町の三嶋牧場 戦績10戦3勝(重賞初勝利)総獲得賞金9844万5000円 馬名の由来は冠名+快速に(音楽用語)。

続きを表示

2023年4月9日のニュース