【フラワーC】“わがまま娘”セリオーソ変身ムード　高柳瑞師「楽しみだね」

　【東西ドキュメント・美浦＝15日】トウシンマカオの高松宮記念1週前追い。美浦に駆けつけた鮫島駿を背にキビキビした動きを披露した。本命予定馬の仕上がりに思わず笑みがこぼれる鈴木悠。しかし、高柳瑞師のジャッジは厳しかった。「まだまだピークではない。前走よりはいいけど、もう少し良くなってほしい」。来週の追い切りを注視したい。

　フラワーCに臨むセリオーソに話題が及ぶと、師の険しい表情が一変。それもそのはず。「気性が激しくて調整が難しい馬」と表現する“わがまま娘”が、ポリトラックでの最終追いで嫌な面を見せず快走。2週前（Wコース）、1週前（ポリトラック）に続き、ラスト1F11秒台を軽々マークした。「気性に配慮した調整だったが、うまく仕上がった」と納得の出来に笑顔を見せる。「気性はだいぶ改善されているし、動きもしっかりしてきた。ゲートをしっかり出てくれれば勝負になる。楽しみだね」。先輩トウシンマカオと同じG1の舞台へ。新馬戦を上がり最速で快勝した素質馬が、まずは重賞1勝を狙う。