【川崎・エンプレス杯】グランブリッジ重賞連覇　出遅れ関係なし2馬身半差の快勝

エンプレス杯を制したグランブリッジ

　古馬牝馬のJRA交流重賞「第69回エンプレス杯」が1日、川崎競馬場で行われた。1番人気のグランブリッジが直線差し切り優勝、前走のTCK女王盃に続き重賞連覇を成し遂げた。

　2100メートルの長丁場。「返し馬から苦しさを見せていた」と川田が振り返ったようにゲートでやや後手に回り、道中の位置取りも7番手。それでも2周目向正面で促していくと徐々にポジションを上げていった。3コーナーから外を回して前を捉えにいくと直線は大外に持ち出す。川田が手綱でゴーサインを出すと残り100メートルでまとめてかわして押し切った。2着ヴァレーデラルナに2馬身半差。終わってみれば単勝1・6倍の圧倒的支持にきっちり応えていた。

　「道中砂をかぶったりして馬には勉強になった一戦だった。そんな中でも勝ち切れたのは能力の高さに間違いない。2戦連続で結果を出せたし、今後もさらに馬にいろいろ伝えて共に成長しながら大きいところを目指したい」と川田。年明け重賞連覇した勢いで23年は女王の座をきっちり固めるつもりだ。