【和歌山競輪 G3「和歌山グランプリ」開催3日目10R】新田 一気に加速

[ 2023年1月14日 04:55 ]

新田祐大
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 2日目の二次予選はSS班4人が人気通り決めて、主力がほぼ準決に勝ち上がった。14日の開催3日目は正念場の準決3番勝負。10Rは新田―守沢のS班コンビの痛快弾とみたが他派も強力。11Rは古性が南の先導を得て番手戦で台頭。12Rは脇本が桁違いの脚力で3連勝だ。

【10R】新田 一気に加速

 準決屈指の激戦。スピード勝負に持ち込めば新田が強い。連日の動きを見る限り立川記念優勝のデキはキープ。最悪の8番手に置かれぬ限り、痛快ダッシュで切れ鋭い守沢との争い。

 地元は中西を先頭に石塚―稲毛で結束。連係が決まれば石塚の台頭が怖い。先行パワー一番の真杉―諸橋の逃走劇も警戒したい。

 <1>新田祐大 冷静に判断してタイミングを見て仕掛けた。踏み上がれて最後まで踏み切れている。自力。
 <2>稲毛健太 (脇本マークは)思ったより楽についていけた。もう少しギアが欲しかった。地元の3番手。
 <3>真杉匠 いつも通り自力です。
 <4>中西大 話して僕が前で自力。(二次予選と)同じ失敗をしないように。
 <5>守沢太志 山崎芳さんが無理やり行ってくれた。サドルを戻してGPと同じぐらいの感覚。新田君へ。
 <6>島川将貴 自力です。
 <7>石塚輪太郎 (青野との)スピード差もあってむずかしかった。準決は精いっぱい3着以内を目指して頑張ります。中西さんへ。
 <8>堤洋 余裕はなかったが、初日よりはマシになった。島川君の番手です。
 <9>諸橋愛 重たかった。僕の調子はダメ。真杉君。

【11R】古性 きっちりと

 二次予選を自力できっちり決めた古性。ここは出脚鋭い南を目標に番手戦で仕事して抜け出す。藤田勝が折り合い3番手で進出へ。

 東は深谷―和田の南関勢に武田ら関東が続きライン4車。深谷の爆発力が単級だが、乗る和田の浮上は五分?単騎でも伊藤旭に注。

 <1>古性優作 二予なんで長い距離を踏めたらと思ったが、むちゃくちゃ重かった。身体の使い方がおかしかったので修正。南君へ。
 <2>武田豊樹 深谷君ラインの3番手にいきます。
 <3>深谷知広 向かい風がきつくて…。自分の中では良くないんで。レースでつかんだ事を、いろいろ確かめたいですね。自力です。
 <4>南潤 自力です。
 <5>伊藤旭 深谷さんの番手を取り切ったのは作戦の一つでした。単騎でやる。
 <6>朝倉佳弘 武田さん。
 <7>和田健太郎 青野君が苦しいとこを巻き返してくれた。2走して良くも悪くもないですね。深谷君。
 <8>長尾拳太 ここは自分で何かします。
 <9>藤田勝也 僕は南―古性君の後ろですね。

【12R】脇本 圧巻の走り

 準決の脇本は前と車間が大きく空いて7番手も、追いついた勢いで楽に捲った脚は強烈だ。展開を問わず希代の加速力で3連勝へ。

 番手は東口。踏み出しに集中し本線を確保したい。健在を示す山崎。底力で脇本と両立も。ここ目標の佐藤友、自力の青野も注。

 <1>脇本雄太 風があって車間の取り方をミス。正直、あまり良くないかな。自力。
 <2>佐藤友和 思った対応ができず悔しいが、そこまで悪くはない。山崎さん。
 <3>青野将大 バックでめちゃ失速しました。主導権を取れるよう頑張りたい。
 <4>近藤保 (深谷に)一歩目で離れました。情けないですね。青野君の番手。
 <5>東口善朋 (古性を)抜ける感じもあったが、感覚のズレがあった。しっかり修正したい。脇本君。
 <6>山本紳貴 前が頑張ってくれました。南関3番手。
 <7>菊地圭尚 北の3番手。
 <8>沢田義和 3着で良かった。東口君マーク。
 <9>山崎芳仁 流れの中でレースができているし、調子はいいと思います。自力。

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2023年1月14日のニュース