【徳山・ルーキーS】中村泰　底力発揮で今年初優勝！黒野と愛知ワンツー

優勝盾を前にニッコリする中村泰平
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　ボートレース徳山の「ルーキーシリーズ第12戦」は27日、第12Rで優勝戦が行われ、1号艇の中村泰平（26＝愛知）がイン速攻を決め、今年初Vを飾った。通算3V目。2着はセンターから握った黒野で愛知コンビのワンツーとなった。

　S展示同様に本番も動く気配はなく、123・456の進入。中村泰がインから快ショット決めた。1Mで早くも先頭。猛追する黒野を突き放した。「泰平」の名の通り、そこから最後までは安泰のレースぶりだった。

　初日ドリーム戦は4着。先行き不安な流れをグッと戻したのが中村泰の底力だ。2日目から4日目までオール2連対を死守。3日目には得点率トップに躍り出た。準優勝戦の頃にはレース足はトップレベルに仕上がっていた。諦めず、黙々と頂上を目指す。中村泰の良さが存分に発揮され、気がつけば優勝戦で1号艇に乗っていた。

　「黒野選手が来ていることは分かっていた。差されないように必死で頑張りました」。1Mで一時は同体となったが、懸命のハンドルワークで接戦に決着をつけた。徳山では約2年ぶりの優勝。「ここ徳山は大好きです」と笑顔がはじけた。「次のびわこでも…。さらにどんどん勝ちたい」。得意の徳山で“ケチャップドバドバ状態”を引き寄せたか。中村泰の進撃は続きそうだ。