【住之江・G1太閤賞】石野 “100点”の地元周年2V!史上10人目ゴールデンレーサー

[ 2022年6月11日 05:00 ]

2度目の地元周年を制した石野貴之
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 ボートレース住之江の開設66周年記念「G1太閤賞競走」は10日、第12レースで優勝戦が行われ、石野貴之(40=大阪)がインから完璧逃げで快勝。20年1月の若松ダイヤモンドカップ以来となる通算9回目のG1優勝を果たした。太閤賞は11年の54周年以来2V。なお、この優勝により石野はBOATRACE振興会会長賞メダルを24個以上授与され、史上10人目の「ゴールデンレーサー賞」受賞の条件を満たした。

 今節の石野はほとんど隙がなかった。初日1、2着と好発進すると2日目ドリーム「関白賞」は完璧な逃げで誰も寄せつけず。3日目は6号艇から強ピット離れで3コースを奪取、一気のツケマイでシリーズ3勝目。予選ラストこそやや小休止だったが準優は危なげなく押し切りファイナル1号艇を勝ち取った。

 そして迎えた優勝戦。インからコンマ09のスタートで踏み込むと1マークを回った瞬間、あっという間にライバルを突き放した。
 「菊地さんがガチンコ勝負を挑んできたので“尻尾を巻いて”逃げました。今日はターンが凄くいい感じだったので気持ち良かったです。もう100点!」と石野らしい言い回しで周囲を笑わせた。

 これで10人目の“ゴールデンレーサー”になった石野だが、まだまだ進化は止まらない。7月には尼崎で開催されるSGオーシャンカップにも出場が決まっている。「もう40歳だし、粘っこく行きますよ」。その先に見据えているのは2度目のGP制覇だ。

 《次走》優勝した石野貴之は14日からの平和島一般戦で石渡鉄兵、毒島誠、篠崎元志らと優勝を争う。木下翔太は18日からのとこなめ一般戦で鈴木博、一瀬明、村田修次らが相手。菊地孝平は21日からのからつSGグランドチャンピオンで原田幸哉、瓜生正義、池田浩二ら強豪と対戦。丸野一樹は14日からの下関一般戦で松井繁、太田和美、遠藤エミらが参戦。岡村仁は17日からの江戸川一般戦で平尾崇典、福来剛、土屋智則らと激突する。村上遼は17日からの芦屋一般戦で君島秀三、西野翔太、青木玄太らと相まみえる。

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2022年6月11日のニュース