【皐月賞】ワグネリアン90点、全部位絶妙!無駄のないつくり

[ 2018年4月10日 05:30 ]

全てに無駄のないつくりのワグネリアン
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 450キロ前後の体で世代トップクラスの走りがなぜできるのか。ワグネリアンの立ち姿を見て、理由がすぐに分かりました。馬体の優れた機能性です。首差しから肩、背中、トモ、さらにトモのパワーを伝える飛節、球節まで全ての部位が絶妙な傾斜でバランス良 くつながっています。肩やトモの筋肉も必要十分なボリューム。全てに無駄のないつくりです。各部位が無駄なくリンクされているからトモのエンジンパワーを逃さず蹄の先まで伝えられる。

 当コーナーでは機能性の高い馬体としてこれまで何頭かのオープン馬を挙げてきました。イスラボニータ、ドゥラメンテ、ミッキーアイル。現役馬ならレイデオロ、ソウルスターリング、ヤングマンパワー、トーセンバジルなど。ワグネリアンの機能性は、これらのオープン馬と比べても全く見劣りしません。

 顔に視線を移せば、目と耳が一点に集中しています。気性にも散漫さがないので機能的な体を確実に動かせる。顎の張り方は物足りません。さほど食べる方ではないのでしょう。牡馬にしてはアバラの張りも少々頼りない。そんなウイークポイントも補って余りある機能性です。

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2018年4月10日のニュース