【エ女王杯】女王1コーナーで不利…1番人気マリアライトは6着同着

[ 2016年11月14日 05:30 ]

<エリザベス女王杯>引き揚げる6着のマリアライト(左)と3着のミッキークイーン

 アクシデントが女王のリズムを狂わせた。1番人気に支持されたマリアライトは、1コーナーで鞍上の蛯名がバランスを大きく崩すほどの不利。スタートを決め好位で流れに乗りかけたところで、掛かり気味に内に進路を取ったシャルールの後ろにいたマキシマムドパリのあおりを受け、一気に4、5馬身後退した。リズムを失った昨年の覇者は、直線でいつもの根性と伸びを発揮できず6着同着。史上4頭目の連覇はならなかった。

 引き揚げてきた蛯名は「1コーナーの不利が全て。多大なる影響だった。落ちるかと思った」と怒りをかみ殺したような表情。久保田師も「あれでリズムが崩れてしまった。馬の具合は本当に良かったが、今回は運が味方しなかった」と敗因を指摘した。次走は予定通り、有馬記念(12月25日、中山)へ。宝塚記念で最強牡馬を撃破した女傑。このままでは終われない。

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2016年11月14日のニュース