【中京記念】“夏は牝馬”の格言通りにエトワール復活だ

[ 2016年7月20日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=19日】梅雨が明け、本格的な夏到来を思わせる青空が広がる。午前5時で気温20度。この快適さなら厩舎回りも苦にならない。中京記念で真っ先に聞きたかったのは“タガノ”2頭使いの人気薄の方、エトワールだ。14年秋華賞、昨年のヴィクトリアMでも◎を打ったオサムは復活の瞬間を心待ちにしている。

 「順調ですね。落ち着きがあってカイバもしっかり食べています。前走(マーメイドS12着)はずっと左にモタれていた。それで今回リングハミに替えたんですが、攻め馬ではいい感じで走ってました」。担当の大島聖助手は目を細める。

 「ポテンシャルは高いですから。切れる馬なんで、あとは良馬場でやりたいですね」。前走は5カ月の休養明けに加え、松田博厩舎からの転厩初戦。2走目となる今回は陣営も手の内に入れたようだ。“夏は牝馬”の格言通りなら、変わるならこのタイミング。貪欲なオサムは激しく心を揺さぶられた。 

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2016年7月20日のニュース