【アンタレスS】ミスターX 砂血統開花アウォーディーに◎

[ 2016年4月16日 05:30 ]

 阪神11R・アンタレスSはアウォーディー。ダートに転戦してここまで3戦負けなし。半弟に先日のUAEダービーを制したラニ、半妹に交流重賞4勝のアムールブリエを持つ生粋の砂血統が、ここに来て花開いた。

 ダート3勝の内2勝が阪神で、2走前のシリウスSは中団からメンバー最速の脚(3F36秒6)で2着に3馬身差。ダート重賞初挑戦とは思えない勝ちっぷりで、ポテンシャルの高さを見せつけた。約半年ぶりだった前走・名古屋大賞典はさらに圧巻。メンバーが弱くなったとはいえ、2着になんと2秒4差!ユニコーンS3着の実績もあるバンズーム(2着)を相手にしなかった。松永幹師は「いい休養を送れたので馬自体がぐっと良くなった。阪神は結果を残しているので、期待したい」と自信の表情だ。一度叩かれ、気配はさらに上昇。ここも通過点となる。馬単(9)から(1)(3)(7)(15)(16)。

 中山11R・中山GJはサナシオンで堅い。障害転向後5連勝で臨んだ昨年暮れの中山大障害は惜しくも3着。積極的なレース運びで先導したが、勝ち馬アップトゥデイトに密着マークされる苦しい展開になった。それでも0秒4差に踏みとどまり、改めて地力の高さは証明した。

 今年初戦の前走・阪神SJでそのアップトゥデイト(2着)に雪辱。レースは2走前と似た形になったが、今度は先頭を守りきってライバルを5馬身突き放した。終始掛かりっぱなしでの勝利はまさに圧巻。経験も積み、いよいよ円熟味を増してきたサナシオンがここもいただく。馬単(2)から(1)(4)(5)(6)(7)。

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2016年4月16日のニュース