藤田菜七子らに騎手免許交付“ナナちゃんと呼んでもらえたら”

[ 2016年2月16日 05:30 ]

免許交付式を終えピースサインをする藤田

 16年度JRA新規騎手、調教師に対する免許交付式が15日、東京都港区のJRA本部で行われた。騎手はJRAでは16年ぶりの女性騎手として注目される藤田菜七子(18)、木幡初広騎手の次男・巧也(19)、菊沢隆徳師の長男・一樹(18)、坂井瑠星(18)、荻野極(18)、森裕太朗(18)の競馬学校騎手課程卒業生6人が免許を手にした。

 緊張した表情で会見場に入った藤田は、質疑が進むにつれて笑顔も見せながら「プロの騎手になれたという実感が湧きました。プレッシャーや不安もありますが、支えてくださった方々のためにも結果を残したい」と抱負。

 3月3日の川崎競馬でデビューするプランも浮上しているが「正式決定ではないですが、一日でも早く(レースに)乗りたいと思っているので、凄く楽しみにしています」。報道陣から「どう呼ばれたい?」と質問されると「“ナナちゃん”と呼んでもらえたらうれしい」とはにかみながら答えた。

 父と兄(初也)が現役騎手の木幡巧は「名前が巧也(たくや)なので“コワタク”と呼んでもらえれば」と笑顔。競馬一家に育った菊沢は「やっと騎手になれてうれしいと同時に、ここからが本当の勝負」と決意を語った。

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