【セントライト記念】ミュゼゴースト 着実にパワーアップ

[ 2015年9月18日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=17日】茨城県内では大きな被害も出た先週木曜同様、朝から土砂降り。雨で濡れるのを避ける!?ように、小田は記者席の坂路モニターにくぎ付け。視線の先では、ミュゼゴーストが豪快に駆け上がってきた。4F55秒0~1F13秒3(馬なり)。パワフルなフットワークで、インパルション(6歳500万)に2馬身先着。

 手綱を取った柴田善は「下は重かったね。かなり、脚を取られたよ」と話す通り。たっぷり水を含んだ馬場は走りやすくはなかったはず。「しっかりしてきたよ。以前とは違って、走りにブレがなくなってきた。春の成長の遅れを取り戻してきた」と着実なパワーアップに目を細めた。

 成長途上だった春でも競馬場を問わず、崩れずに走ってきた堅実派。重賞初挑戦だった前走・ラジオNIKKEI賞(2着)の機敏な立ち回りは見事だった。「あとは見ている人の判断で…」と円熟のベテランはにこやかに結んだ。小田は“脈あり”と確信していた。

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2015年9月18日のニュース