【WASJ】モレイラ、2&1着で首位発進!藤沢和師「さすが」

[ 2015年8月30日 05:30 ]

トップに立ったモレイラ

 世界のトップ騎手が2日間4レースの着順点で覇を競う「2015ワールドオールスタージョッキーズ」が29日、札幌競馬場で開幕した。香港のトップジョッキー、ジョアン・モレイラ(31)が初日の2戦を2、1着発進。ポイント35点で首位に立った。

 昨年、香港の年間勝ち鞍レコード(145勝)を挙げた実力は本物だった。シリーズ第1戦(9R)は昇級戦のジュンファイトクンを4コーナーから積極的に仕掛けて2着粘走。第2戦は休養明けのジャングルクルーズを馬群の中で完璧に折り合わせ、直線半ばで突き抜けた。「さすがだな。うまく乗ってくれた」と語る藤沢和師の傍らで、「いや、馬が素晴らしかったから」と手柄を馬に譲ったモレイラ。「ポイントはあまり意識しなかったが、トップで折り返せてうれしい。あすも結果を出したい」と続けた。

 安田記念(14年6月7日)で東京競馬に参戦して以来2度目の来日。この日は札幌1RのスミレでいきなりJRA初勝利、4Rのベイビータピットも勝利に導いた。「どんな馬でもベストを引き出すのが僕の身上」。30日は第3戦(10R)で有力馬ブラヴィッシモに騎乗、総合優勝(賞金300万円)を目指す。

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2015年8月30日のニュース