【宝塚記念】幸も合格点!アドマイヤスピカ、阪神右回りなら一発

[ 2015年6月25日 05:30 ]

CWコースで追い切るアドマイヤスピカ

 【G1ドキュメント=24日】宝塚記念は出走16頭中14頭が関西馬ということもあり、村松は志願の栗東出張。伏兵で気になるのは来年2月定年の松田博師が送り込むアドマイヤスピカ。前走・目黒記念は伸びを欠き9着に終わったが、「左回りがダメなのかも」と師は分析。その言葉通り、右回り【5・3・3・8】に対し左回りは【0・0・0・3】。舞台が阪神に替われば一変もありそうだ。

 スタンドからCWコースを注視していると、スピカが初コンビの幸を背に登場。川田が騎乗したレーヴデトワール(4歳1000万)を8馬身追走からスタート。4角すぎにいったん並びかけたが、抜群の手応えではじけた僚馬に離され5馬身遅れてフィニッシュ。見栄えは良くないが、デトワールがしまい1F11秒3と超抜時計。スピカ自身も6F86秒3~1F12秒0なら悪くない。幸も「しまいだけ追って12秒台。動いてましたよ。切れるタイプではないということですし、これでいいんじゃないでしょうか」と合格点だ。

 仕事が一段落した村松は、松田博厩舎へ。師は帰宅した後だったが10&11年と2年連続で宝塚2着のブエナビスタを担当した山口厩務員を発見。「ブエナは最後のレースまで走ることを諦めなかった」と思い出話。自分が好きだった馬のことを担当者がうれしそうに話すのを聞くのは記者として本当に幸せな瞬間。そして、「ブエナの気持ちがハープにあればなあ」とも。先月引退したハープスターも同厩務員の担当。ターフを沸かせたスターの名が次々と出てくるのも名門厩舎の凄さ。07年アドマイヤムーン以来のグランプリ制覇も夢ではない。

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2015年6月25日のニュース