【京都新聞杯】ハギノハイブリッド差し切って重賞初V!

[ 2014年5月11日 05:30 ]

<京都新聞杯>直線で大外から一気に差し切り重賞初制覇を飾ったハギノハイブリッド(左)

 ダービー最終便「第62回京都新聞杯」は3番人気のハギノハイブリッド(牡=松田国)が差し切りV。重賞初Vを飾るとともに、賞金5200万円を上乗せして、ダービー出走を可能にした。

 勢いは本物だ。前走の500万下Vから中1週で挑んだハギノハイブリッドが、2着サウンズオブアースに1馬身1/4差をつけVゴール。初コンビを組んだ秋山は「馬のリズムを大事にして乗りました。ずっと手応えが良かったので、進路を探すだけでした」とその強さを称えた。

 ハナを奪ったオールステイが前半5F57秒7を刻むハイペース。それでも無理なく中団のインで追走し、直線外に出すとあとはゴーサインを送るだけ。グイグイ伸びて差し切った。松田国師は検量室前で笑顔。「中1週でも回復が早かったし、きっちり追い切れました。それでプラス4キロ。実が入ってきました」と成長に目を細めた。

 ダービーに向けては「馬の回復具合を見てからですね」と慎重だが、「自分が管理した馬の子供でG1を獲るのは、至極の達成感があります」と出走に前向きな姿勢を見せた。父タニノギムレットに続くダービー制覇へ。頂点を視界に捉えた。

 ◆ハギノハイブリッド 父タニノギムレット 母ハッピーペインター(母の父トニービン)牡3歳 栗東・松田国厩舎所属 馬主・日隈良江氏 生産者・北海道千歳市の社台ファーム 戦績9戦3勝 総獲得賞金7740万6000円。

続きを表示

2014年5月11日のニュース