【まるがめ・MB記念】SG覇者新田 1、9R連勝突破だ!

[ 2013年8月30日 06:00 ]

まだ白星のない新田だが、本領発揮となるか

 ボートレースまるがめのSG「第59回モーターボート記念」は、ここまで2、5、2、4着と予選未勝利の新田雄史(28=三重)が、30日行われる4日目1、9Rで準優進出への勝負駆けにアタックする。5月の笹川賞(福岡)で涙のSG初優勝を達成。年末の賞金王ベスト12入りを確実にするなどトップレーサーの仲間入りを果たしただけに、予選敗退だけは避けたいところ。スカッと連勝で予選を締めれば一気に準優スロー枠ゲットの可能性も十分だ。

 初日から決して悪い足色ではなかった新田だが、どうしてもシリーズ初白星を果たすことができない、もどかしい状態が続いている。3日目1回乗りの4Rは、5コースから1M果敢に握って出たものの、はじかれる不利な展開に泣いて4着。3日目を終えて、得点率は5・50で22位タイとボーダー下位。不本意な形で予選最終日を迎えてしまった。

 レース後は「展開がなかった」とポツリ。それでも「足は中の上くらいだと思っている」と前を向く。準優進出ボーダーを6・00に想定すれば2、3着条件となるが、4日目の2走を共に好枠で迎えられるのはプラス材料だ。「乗り心地もまずまずだし、ペラだけ調整していく」。もうワンランク上の領域を目指す新田。SGウイナーのプライドに懸けても条件クリアに闘志を燃やす。

 3日目を終了して推定ボーダーの6・00に完走で当確の立場は平石、太田、瓜生、斉藤の4人。さらに菊地、毒島、中島、重成、秋山、篠崎らも現状のパワーと枠番を考えれば条件クリアの可能性は高い。実質的には得点率11位タイの浜野谷、谷村、寺田以下が勝負駆けに挑む構図となった。

 シリーズ序盤はインが強かったが、3日目は1コースが5勝と少なめ。4日目の1枠勢は全体的にパワー面で不安視されるだけに、ボーダー近辺は大接戦となりそうなムードが漂う。なお、40位タイの赤坂は1、1着なら推定ボーダーに届く計算となっている。

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2013年8月30日のニュース