【皐月賞】エピファネイア2着 大きな半馬身差…福永「残念」

[ 2013年4月15日 06:00 ]

 エピファネイアは2着に敗れた。勝ち馬との差はわずかに半馬身。だが、母シーザリオとの親子クラシック制覇を宿命づけられた息子にとっては、大きな半馬身差だった。

 道中は5番手グループ、勝ったロゴタイプのすぐ前で進めた。3~4角もスムーズに回って直線へ。いったんは先頭に立ったが、すぐ外に馬体を併せたロゴが一瞬で前に出る。

 福永も必死に追ったが、最後まで差は詰まらなかった。

 「最初のゴール板から2角までハミをかんだ。その分が勝ち馬との差になったと思う。僕がもう少しうまく抑えていれば。勝てる能力がある馬なのに…残念です」。福永は悔しさを押し殺すように自分を責めた。本来なら胸を張っていい2着だが、角居師は「勝たなきゃ強いとは言えない」と口を結んだ。

 母子クラシックVの夢はダービーに持ち越しとなった。「次に向けて折り合い面を工夫しないと」。巻き返しへ。指揮官の厳しい表情は決意の表れだった。

続きを表示

2013年4月15日のニュース