【日経新春杯】トゥザグローリー 中2週も好調維持

[ 2012年1月11日 06:00 ]

<日経新春杯>トゥザグローリーが地力の違いを見せつけるか

 トゥザグローリーが地力の違いを見せつける。ここまで重賞3勝。有馬記念では一昨年に続き2年連続で3着に好走した。極端なスローペースで掛かり気味になりながらも、直線は馬群をさばいて勢いよく追い込んできた。まさに負けて強しの内容。それでも、担当の塩津助手は悔しさをにじませながら振り返った。「勝ちたかった。3着なので頑張ってはいるけど。秋3戦目で状態は一番良かったので」

 善戦だけでは素直に喜べない。G1を獲れるだけの潜在能力を感じ取っているからこそ、求めるものも高くなるのだ。前走後も目立ったダメージはない。「不安があれば使わない。前走のいい状態を維持している感じ」と塩津助手が話すように中2週の臨戦過程も問題なし。申し分ない出来で今年初戦に臨める。気になるとすればトップハンデの58・5キロか。「この馬自体は58キロでも走ってきているから大丈夫。ただほかの馬との兼ね合いだけ」。昨年の日経賞は58キロを背負っての貫禄勝ち。他馬とのハンデ差が鍵になるが、乗り越えられるだけの力はある。今年のさらなる飛躍のため、初陣をしっかり勝利で飾る構えだ。

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2012年1月11日のニュース