【レパードS】「成長」ボレアス、満足51秒6

[ 2011年8月18日 06:00 ]

坂路で追い切るボレアス

 新潟メーン・レパードSの最終追い。ボレアスは坂路単走。前半は馬の行く気に任せつつも、後半はしっかり追ってきた。4F51秒6、ラスト1F13秒0で力強いストライドが印象的だ。「先週コースできっちりやっているし、これで十分。それでも時計は出たね。以前より坂路で時計が出るようになったのは成長してから」と高島助手が満足げに振り返る。JDダービー2着後はこのレースに照準を定めて調整してきた。1週前にCWコースで長めに追い(7F97秒6)、今週は輸送など考慮して坂路単走。陣営のメニュー通りに運んでいる。

 高島助手は「精神的にもどっしりして大人になってきた感じがするし、体もダートで走る馬の雰囲気に。それでいて差す脚があるのは父(ディープインパクト)の影響もあるかも」。ディープ産駒初のダート重賞Vへ機は熟した。

 前走から武豊がこの馬の手綱を取る。「返し馬から乗り味が良かったね。レースでも乗りやすかった」と評価。「新潟ダートを見てると前々の決着が多いね」と冷静に分析しつつ、鞍上は絵になる勝利を狙っている。

続きを表示

2011年8月18日のニュース