【日経新春杯】キングダム3着…3F最速も首ひねる武

[ 2011年1月17日 06:00 ]

<日経新春杯>3着に敗れ引き揚げるローズキングダムと武豊

 58キロの重量がズッシリのしかかった。トップハンデを背負った1番人気ローズキングダムが直線、伸びあぐねた。道中は中団で脚をタメる形。折り合いはついていた。それでもゴーサインにいつもほど反応できない。最後はヒルノダムールとの2着争いに加わるのがやっと。G1・2勝馬の今季初戦は3着に終わった。

 上がり3Fは34秒3。脚は使っている。数字上はメンバー最速でも、武豊の感触は全く違っていた。

 「ちょっとモタついたね。稽古でもそうなんだけど内にササッていた。もっと切れるんだけど本来の切れ味がなかった」

 鞍上が首をひねるように明確な敗因は見いだせず。やはり暮れの有馬記念をセン痛で取り消した影響があったのか。いずれにしても一年の戦いはまだ始まったばかり。巻き返すチャンスはまたすぐに巡ってくる。

続きを表示

2011年1月17日のニュース