【日経新春杯】ヒルノダムール鋭く2馬身先着

[ 2011年1月14日 06:00 ]

CWコース併せ馬で追い切るヒルノダムール(左)

 昨年の皐月賞2着馬が反撃のノロシを上げた。ヒルノダムールはCWコースでトキノヤマトボシ(5歳500万)を追走し、ラスト1Fを過ぎてから一気に加速。併走馬をかわして、最後は約2馬身先着。鋭い動きを見届けた昆師は「ジョッキーとも相談して早めに抜け出さないように、ゴール前でサッとやる感じ。いい動きだった」と満足げだ。

 鳴尾記念では前を走るルーラーシップに半馬身及ばず2着。最後は内にモタれ伸びを欠くシーンもあったが、昆師は「レコードが出るか出ないかのレースだったし、あんなに時計の速いレースに使ったことがなかったから」と振り返る。前走後もしっかり乗り込み、上々の仕上がりだ。「ここをいいステップにして春につなげたいね」。強い4歳世代の一角として存在感を示すために、きっちり結果を出す意気込みだ。

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2011年1月14日のニュース