今季0勝…JRA若手騎手がスニーカー窃盗

[ 2009年12月2日 06:00 ]

 JRA(日本中央競馬会)騎手の佐藤聖也(24=美浦・フリー)は1日、同じ寮に住む騎手のスニーカーを盗んだとして、茨城県警稲敷署に窃盗容疑で逮捕された。

 稲敷署によると、佐藤容疑者は稲敷郡美浦村の美浦トレセン騎手寮1階倉庫で同僚騎手(27)が数年前に購入したスニーカー1足(時価8000円)を窃取。今年6月から長期出張に出ていた同僚騎手が9月に美浦に戻った際、スニーカーが紛失しており、10月7日に被害届を提出し、その後、龍ケ崎市内のリサイクルショップで同僚騎手のイニシャルが記されているスニーカーを発見。店に持ち込んだ人物が佐藤容疑者と確認された。
 佐藤容疑者は「スニーカーがゴミ箱の近くに置いてあり、捨てられたものと思い、売却しようと思った」などと供述しているという。2日にも身柄を水戸地検土浦支部に引き渡し、余罪などを追及していく。
 佐藤容疑者は05年、美浦・根本康広厩舎所属で騎手デビュー。通算成績は908戦18勝。今年は64戦して勝ち星がなく、3着1回。1日付でフリーになったばかりだった。これを受け、JRAでは裁定委員会の議定があるまで同容疑者の騎乗を停止した。今後の推移を見守りながら、騎手免許の取り消しなど、厳正に対処するという。

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2009年12月2日のニュース