９歳スプリングゲント死闘の末に復活！／中山ＧＪ

＜中山グランドジャンプ＞レースを制したスプリングゲント（右・１３番）

　Ｊ・Ｇ１「中山グランドジャンプ」は２番人気スプリングゲントが快勝、Ｊ・Ｇ１初制覇を飾った。コウヨウウェーブの大逃げで始まったレースも、後半は人気馬同士の一騎打ち。キングジョイと最終周回の向正面からゴールまでびっしりと競り合った末に、首差振り切った。「４角の手応えは向こう（キングジョイ）の方が良かったので必死に追った。勝てて本当にうれしい」と白浜。屈腱炎で２年近い休養を挟んでの復活に、野村師も「大したもの。ジョッキーもうまく乗ってくれた」と称えた。今後は放牧に出て秋に備える。

　▼スプリングゲント　父オペラハウス　母スプリングマドンナ（母の父ニッポーテイオー）牡９歳　栗東・野村厩舎所属　馬主・加藤春夫氏　生産者・北海道様似町堀弘康氏　戦績４４戦１０勝（うち障害９戦７勝）総獲得賞金３億３５１４万１０００円。