器が違ったポルトフィーノ/3歳戦評

[ 2008年2月13日 06:00 ]

エルフィンSは後続を大きく引き離したポルトフィーノ(左端)が快勝

 【9日、10日、11日の3歳戦】最もインパクトがあったのはエルフィンSを楽々と押し切ったポルトフィーノ。キャリアわずか1戦の上に7カ月半余の長期休養明け、しかも降雪の影響で2日レースが延びるという悪条件を克服してのV。中盤にうまくペースを落とす絶妙な先行策だったのも確かだが、器の違いがストレートに伝わるワンサイド勝ちだった。まだまだ上積みが見込めるはずで、血統面の魅力も十分。クラシックの有力候補に躍り出たのは間違いなく、文句なしのA評価だ。一方、共同通信杯を制したショウナンアルバは評価が微妙。前半に何度も頭を上げるなど若さが目立っており、ゴール前は2、3着馬に差を詰められていた。それでも勝ったことは評価に値するが、走破タイム1分47秒6は同日の古馬1000万戦より0秒5遅く、まだG1で即通用とはいえない数字。今回はB評価にとどめておく。

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2008年2月13日のニュース