勝田貴元が4位浮上 目標の表彰台へ「ベスト尽くす」 世界ラリー選手権

[ 2022年11月13日 05:30 ]

第9競技区間で走行するトヨタの勝田貴元
Photo By 共同

 自動車の世界ラリー選手権(WRC)の今季最終第13戦、ラリー・ジャパン第3日は12日、愛知県岡崎市などで行われ、総合5位から出た勝田貴元(トヨタ)はトップと1分4秒5差の4位に浮上した。第10競技区間では3位と好走した。ティエリ・ヌービル(ベルギー、現代)が総合首位に立った。この日は第8~14区間(80・48キロ)の実施が予定されていたが、第13区間が中止となった。

 勝田は総合4位に浮上して目標の表彰台に近づいたが「ミスもあって思うようなペースで走れず、満足できる一日ではなかった」と表情はさえなかった。この日の鍵とみていた最初の第8区間で慎重になりすぎ、勢いに乗れなかった。3位と健闘した第10区間についても「最も攻めたかった所だが、リズムが良くなかったので抑えた」といい、耐える走行が続いた。表彰台圏内の3位とは約25秒差。最終日へ「何があるか分からない。自分のベストを尽くして、残り1日頑張りたい」と力を込めた。

続きを表示

2022年11月13日のニュース