ラッセルがF1初優勝！メルセデスに今季初勝利もたらす　ハミルトンとワンツー・フィニッシュ

F1第21戦ブラジルGP決勝 （ 2022年11月13日    サンパウロ　インテルラゴス・サーキット＝1周4・309キロ×71周 ）

ジョージ・ラッセルが自身81戦目にしてF1初優勝（AP）
Photo By ＡＰ

　12日のスプリントレースを制して1番手からスタートしたメルセデスのジョージ・ラッセル（英国）が、自身81戦目にしてF1初優勝を飾った。昨季まで8年連続コンストラクターズタイトルを獲得していたメルセデスも今季初勝利。2番手から出た同僚ルイス・ハミルトン（英国）が2位に入り、メルセデスは約2年ぶりのワンツー・フィニッシュとなった。エンジン交換による5グリッド降格で7番手からスタートとなったフェラーリのカルロス・サインツ（スペイン）が3位で表彰台を確保した。

　既に2年連続総合優勝を決めているレッドブルのマックス・フェルスタッペン（オランダ）は6位。同僚セルヒオ・ペレス（メキシコ）は7位で、レッドブル勢は表彰台を逃した。フロントウイングの交換やサスペンションの変更で15番手から出る予定がピットレーンスタートとなった角田裕毅は17位に終わった。

　1周目でハースのケビン・マグヌセン（デンマーク）がマクラーレンのダニエル・リカルド（オーストラリア）に追突され、クラッシュしてともにリタイア。いきなりセーフティーカーが入り、7周目から再開されたが、直後にハミルトンを抜こうとして接触したフェルスタッペンがフロントウイングを破損して3番手から大きく後退。マクラーレンのランド・ノリス（英国）と接触したフェラーリのシャルル・ルクレール（モナコ）もクラッシュし、後方から追い上げる展開を強いられた。

　52周目にノリスがマシントラブルでストップ。セーフティーカーが入り、各車の差が縮まって60周目に再スタートとなったが、先頭のラッセルは終始落ち着いた走りを見せ、2番手につけていたハミルトンを寄せつけなかった。

　▽決勝順位

　（1）ラッセル（メルセデス）

　（2）ハミルトン（メルセデス）

　（3）サインツ（フェラーリ）

　（4）ルクレール（フェラーリ）

　（5）アロンソ（アルピーヌ）

　（6）フェルスタッペン（レッドブル）

　（7）ペレス（レッドブル）

　（8）オコン（アルピーヌ）

　（9）ボッタス（アルファロメオ）

　（10）ストロール（アストンマーチン）

　（11）フェテル（アストンマーチン）

　（12）周冠宇（アルファロメオ）

　（13）シューマッハー（ハース）

　（14）ガスリー（アルファタウリ）

　（15）アルボン（ウィリアムズ）

　（16）ラティフィ（ウィリアムズ）

　（17）角田裕毅（アルファタウリ）

　リタイア　ノリス（マクラーレン）

　リタイア　リカルド（マクラーレン）

　リタイア　マグヌセン（ハース）