家電店で自動車販売!三菱自とビックカメラ提携

[ 2010年11月4日 19:23 ]

 三菱自動車が家電量販店を通じて電気自動車(EV)「アイ・ミーブ」の販売に乗り出すことが4日、分かった。家電量販大手ビックカメラとは合意しており、9日に両社の社長が記者会見して発表する。最大手ヤマダ電機とも交渉を進めている。三菱は集客力の高い家電量販店に販路を広げてEVの普及を目指す。

 ビックカメラでは店舗で、4日に発売したアイ・ミーブの一部改良車を展示し、販売促進キャンペーンを展開。購入を検討している顧客を三菱の正規ディーラーに紹介する。
 ヤマダ電機とは展示や紹介だけでなく、販売まで行う方向で交渉を進めているとみられる。ただ実際の納車や整備、修理は三菱のディーラーが担当する可能性が高い。
 三菱は今年4月から個人向けにアイ・ミーブの発売を始めており、家電量販店との提携で、販売に弾みをつけたい考えだ。三菱は2010年度に国内でアイ・ミーブを4千台販売する計画だ。
 一部改良車は、歩行者に接近を知らせる音を発生する「車両接近通報装置」を新たに装備。EVやハイブリッド車は走行音が静か過ぎ、歩行者に危険という指摘が出ていることに対応した。

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2010年11月4日のニュース