注目「エコバイク」!伊で国際二輪車ショー

[ 2009年11月10日 18:45 ]

イタリア北部ミラノで行われた「第67回国際自転車・オートバイ展示会」のエコバイクコーナー

 世界最大規模の二輪車ショー「第67回国際自転車・オートバイ展示会(EICMA)」が10日、イタリア北部ミラノで開幕した。ガソリンの高騰や地球温暖化を背景に、電動やハイブリッドの「エコバイク」専門コーナーが初めて設けられ、欧州を中心に多数のメーカーが新製品を出展した。展示会は15日まで。

 オートバイは四輪車と比べ、車体が軽く排気量も小さいことから燃費が良く、環境対応や省エネ化の必要性が少ないとされてきた。しかし、利用者の意識の高まりなどを受け、メーカーも「エコバイク」の開発に本腰を入れ始めた。
 イタリアのメーカー、マラグーティは排気量50CCのガソリンエンジンと、電動モーターを組み合わせたハイブリッドのスクーターを発表。燃費を向上させたほか、排ガスは欧州連合(EU)の規制基準を大幅に下回る水準を達成した。
 10月下旬から今月4日まで千葉市で開かれた東京モーターショーでは、ホンダがロングセラーバイク、スーパーカブの電動版「EV―Cub」を発表するなど、日本のメーカーも「エコバイク」への取り組みを本格化させている。(共同)

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2009年11月10日のニュース