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18歳“空手家ボクサー”出畑力太郎4回TKOで東日本新人王制覇&MVP「代表として全日本獲りにいく」

[ 2025年11月3日 21:19 ]

プロボクシング東日本新人王ライト級決勝5回戦   出畑力太郎(マナベ)《TKO4回3分0秒》リュー・チャーウェイ(渡嘉敷) ( 2025年11月3日    東京・後楽園ホール )

記念撮影に臨む(左から)技能賞のLフライ級・加藤准也、MVPのライト級・出畑力太郎、敢闘賞のミドル級・佐々木革(撮影・五島 佑一郎)
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 プロボクシング第82回東日本新人王トーナメント決勝戦が行われ、ライト級は出畑力太郎(18=マナベ)がリュー・チャーウェイ(35=渡嘉敷)に4回TKO勝ちし初制覇を成し遂げ、最優秀選手賞(MVP)も獲得した。技能賞にはライトフライ級・加藤准也(20=三谷大和)、敢闘賞はミドル級・佐々木革(20=八王子中屋)が選出された。

 出畑は初回からエンジン全開。「思ったより相手が来なかったので自分からいった」と相手の強打をブロックすると、連打から右フックでダウンを奪った。以降はやや体力を消耗し「ちょっと(スタミナ切れした)」とおどけながら、4回に強烈な右ストレートから連打を浴びせ、試合を終わらせた。

 激しい打ち合いを制した18歳は「相手の気持ちが強くてタフだったので、いい試合になったかな。安心しています」とあどけない表情を見せた。空手の正道会館で師範代の父・力也さんの影響で6歳から空手を始め、自宅にあった映画「あしたのジョー」を鑑賞し高1からボクシングを本格的に開始。月曜日から土曜日はボクシングに打ち込む現在も、日曜日は空手の練習も並行し「空手家は体幹も強いし、打たれ強い。そこは多少生きたかな」と“二刀流”の手応えを感じている。

 中学からミットを持ち、現在も軽めのスパーリングで手合わせするなど、二人三脚で歩んできた父・力也さんは「昔は漫画家になると言っていたが、気がついたらボクサーになっていた。少しづつ安心できる試合になってきた。格闘技の厳しさは自分も知っているが、もっと上を目指して欲しい」と期待。元日本スーパーバンタム級王者の真部豊会長(57)は「(東日本は)獲ると思っていた」と笑みを広げ「冷静だし、言ったことも実行できる。練習も良くする。出畑らしい試合で盛り上がってよかった」と安堵(あんど)した。

 西軍代表と激突する12月20日の全日本新人王決勝(東京・後楽園ホール)では「今日みたいに冷静にやりたい。(KOもMVPも)狙ってないっす。すみません、つまらないですよね」と屈託のない笑顔を見せた。通信制の高校に通い、来年3月の卒業後はボクシング一本に絞り、目標は「大きく世界で」と宣言した新星が、全国に強打をアピールする。

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