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井上拓真が静かな決意「ベルトよりも天心と戦うことが一番のモチベーション」「踏み台にはならない」

[ 2025年9月25日 15:01 ]

<WBC世界バンタム級王座決定戦会見>フォトセッションでポーズを決める那須川(左)と井上拓(撮影・木村 揚輔)
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 プライムビデオは25日、11月24日に東京都江東区のトヨタアリーナ東京で世界戦興行「Prime Video Boxing 14」を開催すると発表。WBC世界バンタム級王座決定戦で同級1位・那須川天心(27=帝拳、7勝2KO)と同級2位・井上拓真(29=大橋、20勝5KO2敗)の対戦が正式決定した。

 井上拓真は昨年10月、堤聖也(角海老宝石、現WBA休養王者)に判定負けし、WBA世界バンタム級王座から陥落。約1年1カ月ぶりの再起戦が世界王座決定戦となるが「コロナの時はこのぐらいの間隔で(試合が)空いていたので気にならないですね」と話した。

 世界ランキングでは中谷潤人(M.T)がWBCとともに王座を返上したIBFで4位。3位のホセ・サラス・レイエス(メキシコ)と王座決定戦が組まれる可能性も高かった。「IBFで上位にいて(相手が)サウスポーだったので、想定しながらずっとやっていた。天心選手も同じサウスポーなので、それはよかったかな」と心境を述べ、「今はベルトよりも天心選手と戦うことが一番のモチベーションですね」と言い切った。天心とは同じ興行に出場したこともあり、試合の映像もチェック。「(サウスポーとして)結構正統派なタイプだと思います。あとは似ている似ていないに関わらず、自分がサウスポーへの対応力をつけている状態」と説明し、「自分の総合力を当てていけばしっかり攻略できると思っているので、そこで上回っていきたいですね」と自信を示した。

 会見では天心が「拓真選手に幽霊を見せたい」とナゾのコメントをしていたが、「幽霊って言ってたんですか? 最初“武勇伝”と言ったのかと…。(会場音声の)反響の問題で結局分からず、今初めて分かりました」と伝わっていなかった様子。「どういう意味なんでしょうね。自分も分からないです」と苦笑した。天心はKO数が少なく、前戦後には自身でもパンチ力のなさを嘆いていたが、「そこは気にしてないですね。自分もある方じゃないので。パンチ力関係なくタイミングで倒れるのもあるので、全てに警戒しながら戦っていきたい」と冷静にコメント。天心にパンチ力があるかないか、と二択の質問には「みんなが見ているとおりです。パンチ力は自分の方がある?初めて聞きました(笑い)。どんな展開になっても全て上回っていきます」と答えた。

 堤戦の敗因は「分かっている。修正して試合に臨みたい」としながらも、具体的な敗因は「言えないです」とかわした。キックボクシングから転向した天心の挑戦を、ボクシング界を代表して受ける形に「やっぱり踏み台にはならないぞっていう。自分はボクシング一本で、そう簡単には(ベルトを)取らせないぞいう気持ちもあります」と意地を強調した。

 興行のもようはプライムビデオで独占ライブ配信される。

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