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負傷判定で新王者の松本流星「高田選手に申し訳ない。もう一度できるなら」バッティングで試合続行不可能に

[ 2025年9月14日 18:46 ]

プロボクシングWBA世界ミニマム級王座決定戦   同級1位 高田勇仁(ライオンズ)<12回戦>同級2位 松本流星(帝拳) ( 2025年9月14日    名古屋・IGアリーナ )

<WBA世界ミニマム級王座決定戦 高田勇仁×松本流星>新チャンピオンに輝くも、スタンドに手を合わせて謝る松本(撮影・椎名 航)
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 世界初挑戦のWBA世界ミニマム級2位・松本流星(27=帝拳)が同級1位の高田勇仁(27=ライオンズ)に5回1分26秒、3―0で負傷判定勝ちし、帝拳ジム史上最速となる7戦目での世界王座獲得を果たした。

 スピードで上回る松本が試合を優位に進めたが、5回に松本の頭が高田の顔面に当たる偶然のバッティングが発生。ふらついた高田は尻餅をついて倒れ、額から激しく出血した。ダメージを見て危険と判断したレフェリーが試合をストップ。負傷判定勝ちを告げられた松本は堅い表情のままだった。ジャッジ3人の採点は50―46が1人、50―45が2人でいずれも松本を支持した。高田は病院へ救急搬送されたものの意識はあり、呼びかけにも応えているという。

 笑顔なくリングを降りた松本は「高田選手とライオンズジムの関係者の方々に少し申し訳ない気持ち」と沈んだ声で会見した。「全てプランどおりというか、自分のやりたいことを全部できていて、これからという時だったので、そこはまた練習します。高田選手も納得していないでしょうし、もう一度できるならという気持ちです」と再戦を希望した。

 サウスポーとオーソドックスの対戦ではバッティングが起きやすいとされる。松本は「頭が当たった感覚はあったので、高田選手、大丈夫かなという心境でずっと待っていました」とリング上での気持ちを明かし、「頭からいったわけでもないし、自分が故意にぶつけにいったわけでもないですし、自分がカットしていたかもしれないし、防ぎにくい感じではあったと思います」と説明した。

 日大時代の先輩・神足茂利さん(M.T)が8月の試合後、急性硬膜下血腫で死去。神足さんとは試合後にともにベルトを巻いた状態で食事に行く約束を交わしており、大一番には神足さんのイニシャル「SK」のロゴを入れたトランクスを着用した。「はっきり勝って報告したかったんですけど、1つ形として(ベルト)はあるので。そこはしっかり報告しようかなと思います」と話す一方、世界王者になった実感は「ないです」と答えた。

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