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尚弥「段違い」公開計量に大興奮 「フルトン戦、ネリ戦あるいはそれ以上」アフマダリエフ戦へモチベ全開

[ 2025年9月13日 14:31 ]

プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ   統一王者 井上尚弥(大橋)<12回戦>WBA暫定王者 ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン) ( 2025年9月14日    名古屋・IGアリーナ )

<トリプル世界戦前日計量>大勢の観客の前で計量をパスし、ガッツポーズする井上尚弥(中)=撮影・椎名 航
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 トリプル世界戦の前日計量が13日、試合会場IGアリーナのサブアリーナで行われた。メインの世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチは統一王者の井上尚弥(32=大橋、30勝27KO)がリミットより100グラム軽い55.2キロ、WBA暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン、13勝10KO1敗)が300グラムアンダーの55.0キロで、ともに一発パスした。

 国内では異例となる有料で一般公開された前日計量。井上が姿を見せると約1500人のファンが集まった会場からは大歓声が巻き起こった。秤に乗る直前にはTシャツを脱ぐと観客席に投げ込むサプライズも演出。計量をパスするとバキバキの体でマッスルポーズを。最後は左手を突き上げて歓声に応えた。

 5月の米ラスベガス以来の公開計量で、ファンの視線を一身に浴びた井上は「いやぁ、凄かったですよね。思った以上に来てくれて盛り上がった。テンション?いつもとは段違い」と高揚感を口にしたい。

 この日も紳士的に振る舞ったアフマダリエフとは鼻先5センチまで超接近。約12秒間にらみ合うと最後は握手で別れた。尚弥に負けじとバキバキの肉体を披露した挑戦者に「仕上がっていた。ここからリカバリーもして(当日)だいぶデカくもなると思う。楽しみにしている」と静かに闘志を燃やした。300グラム、リミットを下回ったことには「多分大幅な水抜きもしていないと思う。そこはアマからやっているベテランなので」と意に介さなかった。

 昨年9月のドヘニーとの防衛戦では、前日計量後から約10キロ体重を戻した相手との対戦にも備えて、前日から7・4キロ増量した井上。ただ今回は「そこまでは戻さない」と話し「まだ全然考えていないが、ここからの自分の体調次第。そこまで厳密に気にしない」と自然体を強調。パワーと耐久力が武器とする相手に、スピードで対抗する構えだ。

 自身初となる首都圏以外での世界戦で、最強挑戦者との対戦を前に武者震いが止まらなかった。「久々ですよね、この感じは。フルトン戦、ネリ戦あるいはそれ以上。実力的には一番評価しているし、それが自分のモチベーションを凄く引き立ててくれている。段違い」と最後まで気持ちの高まりを実感すると「これまでとは違う井上尚弥と、生き生きした楽しそうな井上尚弥、両方見られると思う。自分もそんな自分に明日は期待したい。たぶん1ラウンドからひりひりする楽しい展開、緊張する展開になる。自分そこも楽しみながらやりたいです」と笑みを浮かべながら決戦へ気持ちを高めた。

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