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重岡優大が引退表明 意識戻らず療養中の弟・銀次朗のサポート約束「新しい道で銀と一緒に花を咲かせます」

[ 2025年8月13日 14:13 ]

重岡優大(左)と重岡銀次朗
Photo By スポニチ

 プロボクシング前WBC世界ミニマム級王者の重岡優大(28=ワタナベ)が13日、自身のインスタグラムを更新し、現役引退を表明。「先日、弟・銀次朗が熊本の病院に転院しました。 そして今日、俺・優大はボクシング引退を決意しました」とつづった。

 弟で前IBF世界同級王者の銀次朗は(25=同)は5月のIBF同級タイトルマッチ後に急性右硬膜下血腫のため開頭手術を受けた。現在も意識は戻っていないが、今月6日に地元・熊本県の病院に転院。家族の負担軽減と本格的なリハビリ開始を目指すという。5月の試合直後から献身的なサポートを続けてきた優大は「今は熊本の病院で、1日3時間・3種類のリハビリに挑戦中です。『諦めるなよ、頑張れよ』と毎日声をかけ、あいつの心の炎を消さないよう支えています」と報告。銀次朗が救急搬送された、国立病院大阪医療センターへ「先生方、看護師の皆さんのおかげで銀次朗は今も生きています。本当に感謝しています。命の恩人です。銀が元気になったら、必ず2人で挨拶に行きます」と約束した。

 優大は熊本・開新高から拓大に進み、18年に全日本選手権ライトフライ級制覇するなどアマ91戦81勝(20KO)10敗。大学を中退し、19年10月プロデビュー。23年4月にWBC世界ミニマム級暫定王者となり、弟・銀次朗とともに国内初の兄弟同日世界王座を獲得し、同10月にWBC世界同級正規王者に。今年3月には、24年3月に判定負けしたメルビン・ジェルサエム(フィリピン)に再び判定負けし、リベンジに失敗。今後はライトフライ級での再起を目指していた。

 幼少期から二人三脚で歩んできた銀次朗に感謝を述べながら「6歳から共に格闘技を始め、これまで2人で数えきれない壁を乗り越えてきました。銀がいたから、俺はここまで来れた。銀の夢は大きく、まだまだ夢半ばでしたが、これからの人生を彩るのは兄である俺の役目だと思っています。

 銀には、ボクシングをやってきたことを後悔してほしくない。そこで出会った人たち、経験した全てが財産だから。今でも銀を心配してくださる方々から、毎日メッセージが届きます。

 これから『ここに行けば銀次朗に会える!』そんな場所を作ります。それが俺の新しい夢です。着々と計画は進んでいます。そのために俺も引退を決意しました。後悔はありません。ここからが本当の勝負だろ。

 空手やボクシングで学んだこと――毎日コツコツ、日々努力、継続は力――を胸に、新しい道で銀と一緒に花を咲かせます。

 引退しますが、これからも重岡兄弟の生き様を見ていてくれたら嬉しいです。今までたくさんの応援、本当にありがとうございました。

 みんな、絶対また会おうぜ」と絵文字付きで感謝を述べた。

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