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23歳“生意気盛り”高見亨介がプロ10戦で世界王者! 2階級制覇王者に10回TKO「自分を誇れる」

[ 2025年7月30日 19:49 ]

プロボクシング U-NEXT BOXING.3 WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ   王者 エリック・ロサ(ドミニカ共和国)<12回戦>同級1位 高見亨介(帝拳) ( 2025年7月30日    横浜BUNTAI )

<トリプル世界戦>王座奪取に成功した高見(撮影・島崎忠彦)
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 世界初挑戦のWBA世界ライトフライ級1位・高見亨介(23=帝拳)が同級王者エリック・ロサ(25=ドミニカ共和国)を10回2分48秒TKOで破り、プロ10戦目で世界王者に輝いた。

 “生意気盛り”の23歳が有言実行を果たした。初回はプレスをかける高見に対し、サウスポーのロサがカウンターを狙う展開。2回からロサが仕掛け始めたが、高見は右ボディーの連打で食い止めると強い右フック、ストレートを当てて流れをつかんだ。4回に右ショート、5回に左フックでぐらつかせ、7回には右ボディーから右フックのコンビネーションを連発。打ち合いで勝ろうとするロサをボディーとパワーで押し返し、10回には右フックでダウンを奪取。さらに猛攻でロサがスリップダウンし、コーナーにもたれかかるとレフェリーが試合を止めた。「一発で獲りたい」と断言していた帝拳ジムのホープが、初挑戦で2階級制覇王者からベルトをもぎ取って見せた。

 今年4月に前日本同級王者・川満俊貴(三迫)に6回TKO勝ちし、デビューから9戦全勝7KOで日本王座を獲得。試合後にはリング上で「世界挑戦させてください」と所属ジムの本田明彦会長に直談判した。同会長が「ジムで一番生意気」と話すほどの強心臓の持ち主。同門のWBC世界バンタム級1位・那須川天心を「天心」と呼び捨てにし、「倒し方のアドバイスをした」と涼しい顔で明かした。2日前の公式会見では「クレージー」と挑発してきたロサを前に中盤KOを宣言。この日も開場前にリングの状態を確認すると、帰りがけに客席へ足を運び「リングはこう見えるのか」と“イメージトレーニング”。初の大舞台でも物おじすることは一切なかった。

 今年3月に前WBOライトフライ級王者・岩田翔吉が陥落して以来、世界王者不在だった帝拳にベルトをもたらした。9月14日に世界初挑戦を控える日本ミニマム級王者・松本流星や、11月の世界初挑戦が濃厚な那須川らにバトンをつなぐ勝利。世界3階級制覇を掲げる逸材が、名門ジムを背負って立つ存在になることは間違いない。

 ▼高見 宣言していた6ラウンドを超えたあたりで判定でもいいんじゃないかと少し思ったけど、10Rに仕留め切れてビックリしてるのと、練習頑張ってきてよかったなと自分を誇れる瞬間でした。今後の展望を言うと会長に「修羅の道を行け」と言われるので展望は控えて、でも自分としては複数階級制覇を目指して進みたい。

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