【プロボクシング】輪島功一氏の孫・磯谷は逆転TKOで初防衛 日本ユースタイトルマッチ
日本ユース・ウエルター級タイトルマッチ8回戦 磯谷大心(輪島スポーツ)《TKO6回2分48秒》加藤大河(DANGAN越谷) ( 2025年6月10日 東京・後楽園ホール )
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元WBA・WBC世界スーパーウエルター級王者で、「炎の男」として人気だった輪島功一氏(82)の孫の磯谷大心(23)が、日本ユース王座の初防衛に成功した。加藤大河(21)にポイントでリードされ、6回には右ストレートで大きくグラつかされたが、その後の打ち合いでダウンを奪い、再開後のラッシュでレフェリーストップに持ち込んだ。
端正な顔を汗と血で染めた磯谷は「(記憶を)飛ばされた。全然、覚えてない。情けないっス」と話した。加藤とは、昨年12月の王座決定戦以来のダイレクトリマッチで、前回は2―0の判定勝ちだった。「前回も右をもらった。気をつけていたのに」と、TKOでの返り討ちによる初防衛にも、喜びはなかった。
「(加藤は)後半にバテるのがわかっていたので、前半は我慢」との作戦通り、4回までは押され気味だった。4回終了後の公開採点は、2点差が2人の0―2で劣勢。試合が一気に動いたのは6回だった。序盤に加藤の右ストレートで膝が折れたが、目が覚めたようにノーガードの打ち合いを挑み、逆にダウンを奪う。再開後のラッシュで試合を終わらせた。「それまでに(加藤の)体力を削れてはいた」と振り返った。
前回の対戦時は、両拳に痛みがあり、注射を打って臨んだ。「頭を打つと、痛くてパンチが出せなくなった」。その試合後に知人の整形外科医のアドバイスで、指の拳部分の腱の位置をずらす治療法を採り入れ、痛みは和らいだ。それでも、試合後は「左拳が痛い」と激闘の代償もあったが「勝ててホッとしています」と表情を緩めた。
父の和広トレーナーは「ユース王座はこれで終わり。次(日本、東洋太平洋、WBO―AP)のタイトルで、チャンスがあるところに」と、上のステップに向かう。磯谷は「今より大きなベルトを獲りにいく。声が掛かればいつでもやります」と話した。
▼輪島功一氏 前半に攻められて後半に盛り返したけど、まだダメだね。最後は相手がバテていた。結果よければすべてよしだけど、もっとボクシングをしないと。ただ、我慢強さはある。母親(輪島氏の長女で磯谷の母・大子=ひろこ=さん)に似たんじゃないかな。(リングサイドで観戦)
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