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天心“戦友”ヒメネスとの指名戦に臨む武居の苦戦予想も 自身との“夢対決”実現確信「ファンが許さない」

[ 2025年5月30日 17:37 ]

プロボクシング バンタム級10回戦   那須川天心<10回戦>WBA同級6位 ビクトル・サンティリャン ( 2025年6月8日    有明コロシアム )

<那須川天心練習公開>会見で並ぶ(左から)浜田剛史氏、那須川天心、粟生トレーナー(撮影・小海途 良幹)
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 キックボクシングの“神童”でWBC世界バンタム級1位の那須川天心(26=帝拳)が30日、世界前哨戦となるWBA世界同級6位ビクトル・サンティリャン(29=ドミニカ共和国、14勝5KO1敗)との次戦に向け、都内の所属ジムで練習を公開した。

 元IBO、WBO北米スーパーバンタム級王者エリック・ロブレス・アヤラ(25=メキシコ)との2ラウンドのスパーリングでは左アッパーに左右のフック、強烈な左ストレートを次々に浴びせ状態の良さをアピール。「ただのチャンピオンを僕は目指しているわけではない。やっぱり全てできないと意味がない。短、中、長距離すべての距離をしっかり身につける意味で打ち合う距離だったり、前回できなかったことを学んだ」と2月のモロニー戦からの成長に手応えを示した。

 来年にも対戦が待たれる、同じキック出身のWBO世界同級王者の武居由樹(28=大橋)は28日(横浜BUNTAI)、初回にダウンを3度奪う1回TKO勝ちで2度目の防衛に成功。これまで互いにラブコールを送り続けてきたが、V2戦後のリング上で武居は那須川の名を出すことはなかった。「(自身の名を)言ったり、言わなかったり、凄い駆け引きをしてきているな、と。リング外でもジャブを突かれていると感じた」とおどけながら「僕は(対戦を)急いでるわけではない。次、前哨戦なので長い目で見てもらいたい。僕が勝っていけば必ずやる相手。時が来たら必ずやるだろうと思ってる」と宣言した。

 武居は9月の次戦でWBO1位クリスチャン・メディナ・ヒメネス(25=メキシコ)との指名試合が控える。メディナはこれまで那須川のスパー相手を務め、何度も手合わせしてきた。那須川は「今までやった中で一番強いパートナーだった。僕はこんな性格だが、あいつのせいで病みました」とメキシカン特有の接近戦での強さに圧倒され、超ポジティブ思考の自身が心を折られたことを明かした。

 「戦友」メディナの実力を評価するからこそ「一筋縄ではいかないと思う」と武居の苦戦を予想。武居が万が一敗戦すれば、対戦が待たれる自身との対決が消滅する可能性もあるが「これは消えないと思う。どっちが勝とうが負けようが、どうなってもファンが許してくれない。(実現すれば)ボクシングの発展にもつながる」とキック出身同士による“夢対決”の実現を確信していた。

 興行はPRIME VIDEOで独占ライブ配信される。

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