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【ONE】チャトリCEO「記者会見の場で表現したことは不適切でした」 海人への一部発言を謝罪

[ 2025年3月25日 20:16 ]

ONEのチャトリCEO
Photo By スポニチ

 アジア史上最大の格闘技団体「ONE Championship」(ONE)のチャトリ・シットヨートンCEOは、23日「ONE172」の大会後会見での発言に対する声明を、公式ホームページを通して発表した。

 この日、公式ホームページを通じてチャトリCEOは「ファンや関係者の皆様と同様に、私はマラット・グレゴリアン選手と海人選手の試合を楽しみにしておりました。グレゴリアン選手は制限時間を過ぎてハイドレーションテストをクリアし、350グラムの体重オーバーとなりました。この時点で、グレゴリアン選手にはファイトマネー総額の20%が没収され、海人選手に渡るというペナルティが課されていました。体重オーバーが1ポンド(約454グラム)未満の場合、世界の主要な格闘技団体における標準的な対応は、キャッチウェイトでの試合を交渉することです。当然ながら、海人選手が試合を辞退されたことに私は残念な気持ちを抱きました」と注目の一戦が中止になってしまった残念な思いを記した。

 そして「しかしながら、ONE ChampionshipのCEOとして、このような感情を記者会見の場で表現したことは不適切でした。海人選手の勇気の欠如に関する発言につきまして、心より謝罪し、正式に撤回いたします。海人選手は日本で高く尊敬されているチャンピオンです」と海人に対して謝罪そして発言を撤回した。

 事の発端は23日に開催された「ONE172」でマッチメークされていた“SBの絶対的エース”海人(TEAM F.O.D)VS初代K―1スーパー・ウエルター級王者のマラット・グレゴリアン(アルメニア)。しかし前日計量にグレゴリアンは姿を現さず計量失敗。その後、キャッチウエイト交渉も不成立に終わって試合は中止となった。

 海人は「試合が出来ないのは本当に悔しい」と自身のX(旧ツイッター)で心境を吐露。計量失敗に終わったグレゴリアンはインスタグラムのストーリーズで「朝は69.5キロだったが、ハイドレーションテストのために水分を飲み続けなければならず、リミットを350グラム超過してしまった」と経過報告するとともに「この350グラムの体重差は、対戦相手にとっては重すぎて、海人は試合を辞退したのだ!水分補給を怠ったことはお詫びする!彼は本当の日本人のファイト・メンタリティーを受け継いでいない!」と交渉を受け入れなかった海人を批判した。

 大会後の会見で今回の試合中止についてチャトリCEOは「もし大きい体重差だったら私も試合を受けなかったことに同意する。しかし今回のケースは300グラムだ。戦いたいのであれば戦うべきですし、恐れを持っているから戦わない道を選んだのだと思う。本当にわずかな差だったので戦うチャンスはあった。海人はファイトマネー全部もらった。5パウンドの違いだったら分かる。でも300グラムだけ!海人はもっと小さなプロモーションのために戦うべき」と苦言を呈した。

 24日にこれを受けてシュートボクシング協会は、公式ホームページを通じてONEに対して抗議文を提出したことを報告。「シュートボクシング協会としては、格闘技業界をより健全に発展させることを第一に考えており、あらゆる団体やイベントとのトラブルを望みませんが、ただ一つ、今回ONEのルールを尊守し誰よりも試合を心待ちにしていた海人への侮辱的な発言については撤回および謝罪を要求するものであります」と発言の撤回と謝罪を要求していた。

 《ONE Championshipの医療基準についての声明》ONE Championshipはアスリートの安全性において世界最高水準の基準を持っています。これはF1、NBA、MLB、プレミアリーグなどの世界最大のスポーツ団体と同等のレベルです。実際、ONEは医療プロセスとアスリートの健康管理に、他の99%の格闘技団体がイベント全体にかける費用よりも多くの資金を投じています。

 我々の医療プロセスには、以下が含まれます。
 ・試合前の義務的な身体検査(心電図、血圧、可動域など)
 ・神経学的検査
 ・感染症血液検査(HIV、HBsAg、抗HCV、および全血球計算)
 ・脳MRI/CTスキャン
 ・眼科検査
 ・ランダムなパフォーマンス向上薬物検査
 ・アスリートの過度な脱水を防ぐための水分状態評価

 ONEは常勤の医療専門家(医師や医療の専門家を含む)をスタッフとして雇用しています。また、試合に関連した怪我に対する全ての医療費(医学的検査、入院、手術、リハビリテーション、必要に応じた薬など)をアスリートのために負担しています。

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