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八重樫東氏「ここで勝ち残ったのは良い財産になった」 “激闘”武居VS比嘉の世界戦を振り返る

[ 2024年9月10日 06:30 ]

最終ラウンドに攻め続けた王者・武居由樹(左)
Photo By スポニチ

 元世界3階級王者の八重樫東氏(41)が10日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。3日に開催されたWBO世界バンタム級王者・武居由樹(28=大橋)と同級1位で元WBC世界フライ級王者の挑戦者・比嘉大吾(29=志成)の一戦を振り返った。

 この試合は戦前からKO決着の声が多かったが、実際には一進一退の激闘が続く名勝負となった。どっちがポイントを取っていてもおかしくない展開の中で、9R終了後のインターバルで自身がトレーナーを務める武居に「由樹、あと3つ全部取るぞ!」と気合いを入れた。

 10Rはポイント取れた感覚があった中で、11Rにスリップ気味ではあったが、比嘉の左フックで武居がまさかのダウンを喫した。「判定になったらわからない…持っていかれてる可能性ある」と思いながら、最終ラウンド前のインターバルに「倒さないマズいぞ!行けるか!?」と再び気合いを入れた。武居も「いきます!」と返答したという。

 しかし5月に世界王者になった試合の最終ラウンド前にも同じやり取りをしていて、その試合で武居が失速するというまさかの展開となった。

 そのため八重樫氏はちょっと不安になっていたが、武居は言葉通り最終ラウンドは攻め続けて倒す一歩手前まで相手を追い詰めた。結果的に最終ラウンドを取った方が勝ちにつながる試合になったため「ここで勝ち残ったのは良い財産になったと思う。それぐらいギリギリの試合だった」と振り返った。

 さらに「力を振り絞って最終ラウンドを取ったのは彼の力。本当に褒めるべきところだった」と武居を称賛した。

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