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武居VS比嘉で微妙なダウン判定…試合後ジャッジからまさかの返答に八重樫東氏「それはないよ!」

[ 2024年9月10日 06:55 ]

11回、武居由樹(左)からダウンを奪う比嘉(撮影・島崎 忠彦)
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 元世界3階級王者の八重樫東氏(41)が10日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。3日に開催されたWBO世界バンタム級王者・武居由樹(28=大橋)と同級1位で元WBC世界フライ級王者の挑戦者・比嘉大吾(29=志成)のダウンシーンについて言及する場面があった。

 この試合は戦前からKO決着の声が多かったが、実際には一進一退の激闘が続く名勝負となった。その中で11回に武居はスリップ気味ではあったが、比嘉の左フックでダウンを喫した。ネットでも「ダウン判定」トレンド入りするほど物議となった。

 武居のトレーナーを務める八重樫氏は「いろんな人がいろんな事を言ってましたけど、4Rに大吾も武居のパンチが当たってスリップの判定だったんですよ。じゃあそれがスリップで武居はダウンなの?ってなったらそれはミスジャッジでしょ?と思う気持ちがめちゃくちゃありました」と本音をもらした。

 さらに「レフェリーも人間なので、ミスもあるし、間違いもあります。セコンドの立場から言えば“あれは違う!”と言いましたし、あのスリップがあって最終ラウンドを奪われてたら負けてたんですよ。それぐらい勝敗を分けるダウンだったんですよ。そういうところも中村レフェリーはわかっているのかな?と正直言いたいところではあります。試合が終わったので、文句とかはないですし、お互い様ですけどちょっと納得いかないと思いました」とこの試合を裁いた中村勝彦氏のジャッジに疑問を唱えた。

 そして実は、試合後に中村レフェリーと会話する場面があったと明かした。勝利した武居がコールされて、記念撮影などをしている最中に八重樫氏と中村レフェリーがたまたま隣になるタイミングがあった。八重樫氏は「中村さん、大吾も4R倒れてるじゃん?あれもダウンだよ?」と伝えると、中村レフェリーは「え?そんなことあった?」とまさかの返答。八重樫氏は「それはないよ!」と返したという。

 八重樫氏は苦笑いしながら「それは覚えておかなきゃいけないことだし、あれがダウンだったら相手の状況も変わってると思います。これは中村さんだけじゃなくて、レフェリーには公平に裁いてほしいし、自分が裁いていることなので覚えていてほしい。そこが納得いかない部分ですけど、ここは僕の愚痴です」と心境を吐露した。

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